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オリジナル曲 アーカイブ

2008年04月24日

そして狸もいなくなった

アーデルハイドは、6月に本格的?なレコーディングに突入予定です。
ライブは、早くても7月になると思います。
レコーディングされた作品はCDとして、夏か秋には発売します。

そこで、今回から連載で、レコーディングされる楽曲の歌詞などについて
ひとりごとを書く事にしますね。興味ない方は、スルーしちゃってください!

第1弾は、そして狸もいなくなった です。

この曲は、アーデルハイドが現在のメンバーで再始動したときに
一番最初に作った曲です。
メロディも含め、歌詞に一番時間がかかりました。
メンバーの息合わせも手探り状態でしたから、本当に苦労しました。

しかし、この曲を浅野さんが持って来てくれたおかげで、現在のアーデルハイドは、ある!っていっても過言ではないでしょう!メンバーそれぞれが、カッコいい!そう思った曲ですね。

この曲のイメージは、ボクの中で、戦闘機 でした。
だから、どうしても、スリリングな歌にしたかった。
スリリング = サスペンス
サスペンス = ミステリアス
ミステリアス = アガサ・クリスティ
アガサ・クリスティ = そして誰もいなくなった
だったわけです。

でも、なんか面白くない。そこで、誰という漢字を狸に変えてみたんです。
なんで狸か?

昔からの方ならご存知でしょうけど
6年前のアーデルハイドでは、ボクは狸の着ぐるみを着て歌ってました!
それを、今回も期待されてる!とは、思ったんですが
もう、やめよう!って思ってました。
媚びは売りたくない!って。

だから、そして狸もいなくなった なんです。

題名に込めたひとつの意味は、紆余曲折あったが、もうコミックはやらないよ!
ってことなんです。

ボクは基本的に、題名から歌詞を作ります。
そこで、 そして狸もいなくなった から、戦闘機のイメージを重ねた時、
太平洋戦争になった。
狸 = 大和魂 とした。

つまり、この歌は

あなた が、アメリカで
ボク が、日本 なのです。

ボクは子供の頃、戦争に負けた日本は悪者で
戦争に勝ったアメリカが良い者と、教わった。
自由をくれたアメリカさんを見習いましょう!って教わった。

小学校6年の時、何かの作文で
ボクはアメリカが好きだ!大きくなったらアメリカに行きたい!
みたいなことの言葉を羅列したことが、あった。
その時、赤字で担任の先生から、感想を書いて返してもらったときに
「ディスカバリー・ジャパンって言葉とその意味を考えてみよう!」って書いてあった。

その時は、意味を考えなかったけど、ずっと引っかかってた。

その答えを、この曲には込めたつもりだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・

だが、この歌には、明確な回答は提示していない。
僕なりの視点で、太平洋戦争、戦後の高度経済成長、バブルの崩壊、
と、歩んだ道のりを振り返っただけの歌だ。

・・・・・・・・

特にジブンが気に入っている箇所は、

HIKARI に群がるムシケラのように
軌跡(あしあと)気にしないで 歩きつづけます
湯めぐりするうちに ジブンが可愛くなっちゃいました
夜明(あさ)までチャンネルを グルグルと廻してるの誰ですか?

って部分です。

これは、ボクも含めて、今の日本人の現状を表現した。

果たして、このまま日本は何処に行くんだろう?
僕ら大人さえもわからない(考えない)のに
子供たちに希望はあるのだろうか?
自由ってなんだろう?

答えを求めて、彷徨うのが、本来人間のあるべき姿だと、信じたい。

そういう思いを込めて、書いたのが
「そして狸もいなくなった」なのです。

2008年04月25日

泪月-oborozuki-

現在のアーデルハイドのレパートリーで唯一のヘヴィバラードです。

この曲は、苦労しました。
まずメロディがなかなか作れなかった。
音楽的な事で言うと、この曲は、シンプルなんだけど
ハードロックにしては、珍しいコードでAメロが入るんですよ。
Em9です。ナインスってなかなかロックでは珍しいと思います。
(少なくともアーデルハイドでは)
で、メロディの入りを5度の音で歌いだします。
具体的に言うと、Em9なので、Bから歌うんです。
もっと、分かりやすく書くと、普通ルートから歌いだす場合が多いので
Em9のルート音は、ドレミでいうと、ミ なんですが
それを、シ の音から歌いだす訳です。
という訳で、メロディは、ギターで音を探りながら作りました。
感覚ボーカリストのボクには、珍しいパターンです。

また、ベースの竹田君が,ベースラインで悩んでたので
彼の家に行って、二人で、一緒に作ったのも、学生時代っぽくて
楽しかったですね。

あと、これぞ!ロックの王道的手法なのは

Aメロ と サビ は、バックは全く同じで
メロディだけが、違うって事ですね。
こういうのは、J-POPでは、なかなかやらないと思いますよ!
そういう部分が、バラードでもヘヴィに感じる部分ですね。

で、

詞で言うと

文字通り、月を題材にしました。
イメージは、孤独な時に、泣きながら見上げて、歪んで見える月 ってことです。

誰しも思った事があると思うのですが
月は、ジブンが動いても、ずっとついて来ます。当たり前です。
ですが、そんな当たり前な事を忘れてしまうぐらい
ジブンが孤独を感じた時に、あぁ・・・私についてくるモノが、あるんだ!
って気づいて欲しい。。そんな願いを込めてます。

私の座右の銘は 「ちゃんと」 です。

ありふれた言葉ですが、ちゃんとする!って難しいと思う。
だから、迷った時は、ちゃんと って言い聞かせる様にしてます。
すごく、清く正しい 言葉で、大好きなんです。

当たり前 = ちゃんと なんですよ。

「ちゃんとついて来る」

大好きな詞となりました。


ボクも過去に、何度か、スゴーーーク落ち込んだ事があります。
そんな時、ヘッドフォンで好きな音楽を大音量で
何度も何度も聴いて、救われた事がありました。

その事に対して、恩返しのつもりで、

この曲を、同じ様に、聴く人が一人でもいるかもしれない!
その事を想定して、作ったつもりです。

あと、詞によって、サビのメロディを変えた事も
この曲の思い出でもあります。

それは最後のサビのフレーズ

愛失くした 子供たちは
紙の舟で 漂い

のところです。

曲を知らない人はわからないと思うので、申し訳ないですが

当初、「紙の舟で」 のメロディは 「愛失くした」と
同じメロディで、上から下がって来るメロディだったんですよ。
そうすると、「紙」が「神」に聴こえちゃうんですよね。
だから、下から上がるメロディに変えたんです。

そういう日本語の発音。

実は、ボクが一番気にかけてる所だったりします。(笑)
また、作った当初は気づかない所だったりします。(笑)

だから、この曲に限らず、メロディが変わったな?
って思う事があったら、理由は、そういう事が多い!と思ってくださいね!

2008年04月26日

必達!仕事人のテーマ

この曲は、ある意味、現在の再始動後のアーデルハイドの楽曲の中で、
一番、アーデルハイドらしさが残っているナンバーだと思います。

手法が、以前のノウハウを取り入れてますからね。
その手法は、企業秘密(爆)ですから、触れませんが^^;

私が、ミュージシャンの叩き上げではなく、タレントの成り下がり。?
だからこそ、浮かぶ(できる)楽曲かもしれません。
他のハードロックバンドでは、なかなかこういう曲にはできないでしょうね。たぶん。

アニメソング風ですもんね。

勿論、当初は、ボーカルラインが出来あがるまでは
私も、カッコいいハードロックナンバーにするつもりでした。
ですが、どうしても、しっくりこないし、イメージが湧かない。
迷いがずっとあったんですよ。ハードロックにしなくちゃ!って。
でも、インスピレーションは、リズムが、跳ねてるので
それが、馬の走る音にしか聴こえないんですよ^^;

パッパカッ!パッパカッ!パッパカッ!パッパカッ!

って。そうなると、時代劇なんですよねぇ。
これがボクがアメリカ人だと西部劇なんでしょうがねぇ。

そこから、タイトルを作った。
「のテーマ」って名付ける所が、ボクの最も拘る部分ですよね。
普通はこうは、つけないと思う。
でも、「のテーマ」じゃないとダメなんですよ。絶対!
やるなら、本気でゴッコしたいんですよね。
そこが、私の毒でもあり、薬でもあるところだと思う。
このツボが分かる人は、アーデルハイドの世界にはまると思いますが
????って思う方は、アーデルハイドは嫌いだと思います。

仮バージョンで、実はサビのメロディが全く違う
(歌詞は一緒ですが)ハードロック風の2枚目?ヴァージョンも
存在します。ですが、周り(メンバー他)の評価は
良くなかったので、お蔵入りになりました。

詞の内容は、台詞が入るし、凄く分かり易いとは思いますが

現代のノルマを追いかけるサラリーマンの悲哀を歌にしました

モチーフとしては
昔流行した「リゲイン」っぽい感じ。平成の侍ですね。

本当は題名は「ノルマ必達!仕事人のテーマ」と迷ったんですけどね。
やはり、抜いて正解だったかなぁとは思います。

この曲を描くにあたって、ポイントにしたかったのは大きく2つ

1つめは

2番のAメロで 出て来る 「盛者必衰」 というフレーズです。
ここでは、昭和の高度経済成長期に建設したビルを、己の手で金儲けの為に
平気で、壊してしまう愚かさを 平家物語の冒頭に出て来る 「盛者必衰」というフレーズで
あえて表現させることで、平安時代も現代も 実は変わってないのだなぁ。と語ってます。

2つめは

Bメロの部分。
1番は、テレビ
2番は、冷蔵庫
3番は、洗濯機
を登場させてますが、これは、昭和30年代、高度経済成長期の日本で
3種の神器と言われ、国民全員が目標、幸福の象徴とされてたモノ。

これらを、今の時代に敢えて、登場させる事で
戦後の日本が向かって勝ち得た?もの。
そして、それらの先にある「モノに溢れた現代社会」を
ブラックユーモア的に描いて、ある種の皮肉で描いています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ですが

この曲は、実はポジティブな歌です。
決して、虚しい、ただ日々に追われるだけの主人公を描いてはいません。

今語った、3種の神器の 特に3番目の洗濯機の部分。

洗濯機の渦のように 地球が廻される
そのど真ん中にゃ きっと誰もいやしねぇ!

と、究極を描いていますが
そんな事も、理解したうえで、

ラストの

HEISEI ZAMURAI
夕陽(あす)に向かって 
KODOKU-NA TATAKAI
魂(いのち)燃え尽きちゃいねぇんだぁ

と、このまま社会に飲み込まれて死んでたまるかぁ!という風に、描いてます。

「そして狸もいなくなった」では、もう大和魂は死んだ?と歌ってますが
それは、マクロ的な視野で見た場合であって
この歌では、ミクロ的な視野で、個人単位で見て場合、
実は本来の日本人の魂(サムライ根性みたいなもの)は、
全然、死んでねぇよ!って言いたいのです。

まだまだ、底力は残ってますよ!この国は・・・・。
みたいな、願いを込めたかったのかもしれません。

やはり、どんな社会になろうとも
個人の気持ちが最終的には、最終兵器だと思います。

そう

歩のない将棋は負け将棋 !ってことですね。

2008年04月27日

悪魔が来たりてホラを吹く

LOGOSでの復活ライブ後に、作った曲です。
復活ライブで、ハードロックシンガー&クリエイターとして
何かを掴んだからか、この曲以降、スムーズに作れる様になりました。

この曲は、ギターのイメージが重たいハードだったので
直感的に、ブラックサバスの様なハードロックにしたい!って思いました。
そこで、ブラックサバスは、悪魔を題材にした歌が殆どなので
じゃぁ、悪魔を題材にしよう!って思ったんです。

ハードロック・ヘヴィメタルは、ブラックサバスに限らず
悪魔を題材にすることって多いんですよね。何でかな?

悪魔 から、連想したのが
横溝正史の「悪魔が来たりて笛を吹く」!
まぁ、そこから、私特有のパターンの捻りによって
題名を「悪魔が来たりてホラを吹く」にしたわけです。

内容は

世の中は、悪魔だらけですよ!って歌。
「迷惑メール」「宗教勧誘」「振り込め詐欺」などなど
日常において、ありとあらゆる所で
詐欺まがいな奴がいっぱい潜んでます!ってこと。それが世の中。
そう歌ってます。

 幸せのツボ買いませんか? は、それらを代表したインパクトの強いフレーズだと思う。

悪に対しての正義
正しい事だけやって行くのが人生だ!
ってのは、100%無理な話。
人は強くなければ、いけないのか?弱いとダメなのか?
そうではない。
みんな弱いんですよね。
その弱さを認めた上で、歩みを進めていくことで
強くなれる。

傷つけたり、傷つけられたり
そんなことの繰り返しが人生だ。
そういう経験を数多く繰り返し、本当の やさしさ の意味を知ることができる。
そういう経験が少なければ、本当の やさしさ の意味を知る事はできないのだ。

・・・・・・・

後半、別の曲に変わったみたいにテンポが早くなる。

その部分に、全てを抄訳している。

「悟った気になって U-N-CHI-KUあてがって 後生大事にして過ごしてく」
「ズルい気持ち許して 周りになすりつけて 急ぎ足で駆け抜けてく」

この2行のフレーズは、ジブンも悪魔と一緒なんだってことを書いた。
結局、ジブンが可愛いんだ。ってこと。その事は、ジブンだけは知っている。

その後、最後にこう続く

「恐くても 胸張っていたいさ」
「愛しいモノのため 描いてたモノは捨てて 切ないけど 胸は張っていたい」

何が恐いんだろう?
嘘をつくジブンか? 悪魔だらけの世の中か?
でも、怯えててもしょうがないんですよ。
子供の頃、描いていた 未来のジブンは居ないかもしれない
でも、堂々と生きよう!
弱いジブン、ずるいジブン、そんなことも抱き寄せて
頭を上げて、生きてみよう!

そうすることが、「強くなる」って事なのです。

2008年04月28日

ばってら

アーデルハイド史上、最も最速のナンバーです。
恐ろしく早いです。

実は、この曲は、「そして狸もいなくなった」「泪月」と同時期に、曲作りに取り組んでました。しかし、2007年9月の復活ライブには、間に合わず、ライブ後に、ゼロから見直して、翌年の1月のライブ直前に、出来ました。かなり難航した曲です。

2008年中に発売するであろう、CDの中で、一番異色な曲でもあります。
実は、この曲だけメジャーKeyで明るい感じがする曲で、かつ、スピードがあるので
歌の内容をどうするか?で悩みました。
洋楽のハードロックなどでは、こういったナンバーは、大概、「今夜はロックンロールパーティだぜぇ♪」みたいなのが多く、英語なら様になりますが、日本語だとねぇ・・・・・

しかし、そういったイメージがジブンの中にある以上
どうにかしたかった。

・・・・・・・・・・・

当初、原題は違うものでした。
当初は「ボクの魂(ソウル)よ、時空を超えてキミまで届け」でした。

それだと、なんかねぇ・・・・。

もうひとつ、ギターのイントロのフレーズが目まぐるしく早いのが
クルクル回っている感じがしたので、
そこから、くるくる寿司 を連想し、ばってら に辿り着いた訳です。

・・・・・・・・・・・

この歌は、メロンパン 的な 楽曲の延長に思われてるかもしれませんが
そう見せかけて、実は、そうではありません。

ジブン達を ばってら に例えて、魂を伝えています。

今度発売されるCDの中で
アーデルハイドとしての魂の意思表示する為の
栞の様な役割をもった楽曲 それが ばってら なのです。

歌詞はまだ何処にも記した事がないので
分からない方ばかりとは思いますが

ギターソロ以降の3番の歌詞にその事を明示してます。

・・・・・・・

やっとのことで その時がやってきた
月明かりが シブく 照らします

釣られて 死んでも そこは「ばってら」
いつしか 時空も 飛び越えてらぁ

食わず嫌いはヤメて!
食わず嫌いはヤメて!
食わず嫌いはヤメて!
食わず嫌いはヤメてよ!

・・・・・・・・

40歳を超えてまだまだやってる
おじさんハードロッカーかぁ・・・・

そう思ってるあなた!

食わず嫌いはやめてくださいね!

2008年04月29日

私を火星に連れてって

この曲が、一番短時間で出来ました。
最初に浅野さんがギターリフをスタジオに持ち込んでから
すぐ、ビビっ!って来ました。

あと、ネットで「チェルノブイリで放射線食べるバクテリア発見!」のニュースを見て、
「おおおおお!」って、思って、もうそこからは、早かったですね。

当初、題名は「進化しましょう」だったんですが
サビで連呼するうちに
なんか、題名としては、弱いなぁって思い
そこで、「私を火星に連れてって」に変えました。

メロディは、オーソドックスなロックのメロディで
ブルージーなメロディで、こういうのが、ハードロックならでは
だと思う。多分、J-POPでは、あり得ないメロディですよね。
こういうのをサラッと演奏し曲に仕上げるのが40代のロッカーだと思う。

ただ、Bメロのコード進行が、半音づつあがるという
ある意味非常識なコード進行だったのですが
何とかなるもんですねぇ・・・・あまり苦労しませんでした。
多分、アーデルハイドとしての感性が磨かれてる証拠だと思います。

詞の世界も独特です。

この曲は、何も考えずに聴いたら、ん?って思う方もいるかも?

イメージは縁側での立ち話から、お茶でも飲んで行きませんか?
って感じで始まる。

そうして、環境のことを皮肉たっぷりに話して
もう地球を捨てて火星に引っ越ししましょう!ってなる。

そして、台詞の部分では、

いきなり何千年か先の火星が舞台となる。

こう言う具合に、話が飛びまくる。

支離滅裂か?と問われれば、そうでもないと思う。

クリエイターとしては、納得の作品だ!

CDに収録され発表された時に、是非、そのことを確かめて欲しい。
予定では、冒頭とエンディングにまた台詞をいれるつもりだ!

作品としては、絶対に名作になると信じている!

アーデルハイドDVD

アーデルハイド/ALIVE!
2008年1月発売。価格1,000円(税込)

アーデルハイド初のライブDVD作品。2007年9月、福岡Drum-Logosにおいて5年振りに活動を再開した記念すべきライブの模様を収録した作品。新曲3曲に加え、名曲メロンパンも演奏!各メンバーのソロも披露し、現在のアーデルハイドの魅力を存分に堪能できる内容になっています。お問い合わせは、こちらまでメールにてどうぞ!

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